動脈硬化症について

1.動脈硬化症とは

動脈(血管)が従来のしなやかさ(弾力性)を損なってしまう状態です。
動脈硬化が進行すると身体の重要臓器への血流が減少し、その結果として脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、心疾患(狭心症、心筋梗塞など)、慢性腎臓病などを引き起こします。

2.動脈硬化の原因

喫煙、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症、高中性脂肪血症)などが挙げられます。

3.動脈硬化症の症状

原則として無症状で経過しますので進行し臓器障害を起こすまでは自覚症状はほとんどありません。

4.動脈硬化を起こさないためには

生活習慣の改善(禁煙、体重コントロール)、原因疾患の早期発見、治療が重要です。原因疾患となる糖尿病、高血圧、脂質異常症などは無症状のことがほとんどですので、定期健診などを積極的に行い早期発見に努めましょう。
新型コロナ流行中の現状では、運動不足、生活習慣の乱れを起こしやすく生活習慣病発症の増加も懸念されます。
感染に留意しながら健康的な生活の維持に努めましょう。