子どもの夏かぜについて

 夏かぜとは高温、高湿度を好むウイルスによって起こる感染症です。

 夏の暑さで体力が落ちているところにエアコンでの冷やし過ぎや寝冷えをしたりすると夏かぜにかかりやすくなります。

 主な症状はのどの痛み、発熱、発疹、下痢、腹痛です。

 ほとんどの夏かぜは1週間程度で回復しますが、症状が強かったり全身状態が良くない場合は受診しましょう。

 またまれに髄膜炎、脳炎など重い合併症を起こすことがあるので頭痛や嘔吐が続くときは注意が必要です。

〈夏かぜの看護について〉

  ・発熱は全身状態が良ければ無理に解熱させる必要はありません。

  ・脱水には気をつけて水分は欲しがらなくても少しずつこまめに与えましょう。

  ・食欲がないときはスープ、プリン、ゼリーなどが良いかもしれません。

  ・口の中が痛いときは刺激にならないうす味の、のどごしの良いものを食べさせましょう。

  ・入浴は熱があっても元気であり高熱(38℃以上)でなければシャワー、さっと入浴程度は構いません。